1988-08-01 第113回国会 衆議院 本会議 第4号
第二次大戦に参加し生き残った私達戦中派の責任は、戦争のない平和な世界を築くことであり、そのためには人類皆殺しの核を廃絶し、軍縮を達成することだと思います。戦争を放棄した日本国憲法のもとに、わが国は不充分ではありますが、非核三原則を国是として持っています。軍事大国への誘惑もありますが、軍備増強反対は依然として国民の多数を制しています。
第二次大戦に参加し生き残った私達戦中派の責任は、戦争のない平和な世界を築くことであり、そのためには人類皆殺しの核を廃絶し、軍縮を達成することだと思います。戦争を放棄した日本国憲法のもとに、わが国は不充分ではありますが、非核三原則を国是として持っています。軍事大国への誘惑もありますが、軍備増強反対は依然として国民の多数を制しています。
そういうことがこのパンフレットの中にもございまして、この外務省の文章からしても、核兵器を使用することは、地球を破滅させ人類皆殺しと同じだということが認識されているわけでありますけれども、そういう核兵器を使用するということの権利は核保有国にあるはずがないのです。安倍外務大臣は、核兵器を持っている国はその核兵器を使用する権利を持っているとお考えになっていらっしゃいますか、いかがですか。
また、次の問題として、気象を変えるという、人類皆殺しの恐るべき環境破壊兵器の開発が現在進んでおりますが、政府はこの開発を取りやめるよう強く発言すべきだと思いますが、いかがでございますか。 さらに、領海十二海里が設定された場合、国際海峡における核兵器の無害通過は、非核三原則を堅持するわが国は当然禁止すべきであると思いますが、総理の明確な姿勢をお尋ねいたします。